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雛鳥の飼育
⦿雛鳥で迎えられた時
 
雛から飼育希望の方の為に、またその他からお迎えされた方に参考になればと思いお伝えいたします。
 
雛鳥は、若鳥や親鳥と違い寒さには強くありません、その為必ずヒーター(ペット用)が必要となってきます。親が子育てしている時は、親の体温又雛鳥が数羽いている状態ならヒーター代わりになるので必要では無いのですが、1羽の場合は必要です。温度は30℃±2℃での設定で温度計を設置して、管理してください。
(※冬場は特に適温になりにくいので、後は室内のエアコンでの調整してください。)
 
 
当方は上記の左画像の様に、ガラス水槽にペパーレットを入れて、水槽内にペットヒーターを敷きます。環境的には、暖かい所と、若干涼しい所を作ってあげてください。基本1羽〜4羽の場合はあまり広すぎても温度が上がりにくくなるので、右画像(マルカン プラケースワイドビューフラット BL PW-06FB)で十分です。ただ、必ず床材は敷いてください。ペローシス(腱はずれ)の原因になります。尚ペローシスは、早期発見、早期治療で治ります。そのままにしておくと、完治することは無いので注意が必要です。
⦿餌(挿しえさ)
パウダーフードをお湯(48~50℃)に溶かして、与える温度は40℃~45℃で与えてください、温度が高すぎると、喉や嗉嚢(そのう)を火傷をしてしまいます。また低すぎても、食いつきが極端に悪くなるので、注意して下さい。
 
※孵化後の日数による与える目安
 
◉生後9日:1日12~8回
◉生後10日:1日6回
◉生後15日:1日4回
◉生後3週間以降:1日3回
 
※個体により若干与える量や回数は変わります。雛の状態や糞をよく観察して臨機応変に与えてあげてください、与える量の目安は約7cc~12ccです。
左画像はまだお湯に溶かす前の写真ですが、容器は熱に強いタイプであればご自宅にあるもので十分です。スプーンは先が細くなったスプーンが専用で市販されています。画像中のスプーンは当方の自作になります。パウダーフードはKT、exact(ケイティ、イグザクト)画像右、を使用しています。
 
◉必要な物
①パウダーフード
②小鉢大きめ(汁物器)2個、2周り程小さな器、1個(陶器のケーキカップ)
③画像には写っていませんが、パウダーフードを量る軽量スプーン
④挿し餌用スプーン
 
◉挿し餌の作り方
パウダーフードを小器に適量(雛数や成長過程により作る量が変わります。):基本パウダーとお湯(48℃〜50℃)1対2の割合で溶かしてください。(目安はゴマダレぐらいです。)生後3週間ぐらいから徐々に硬めがオススメですが、個体の状態により、臨機応変に対応してください。
 
与える時は挿し餌の温度をマメにチェックしてください。また、与えた量や2~3日には体重が順調に増えているかそれらをメモしておく事をオススメいたします。
 
⦿1人餌への切り替え時
生後1ヶ月過ぎからは早ければ、1人で餌を食べ始めます。雛が飼育ケースの底をつつき始める様な行動をとり始める子もいます。目安1ヶ月頃から飼育ケースに飲み水とペレット又はシードをセットしてあげると、徐々に1人餌に切り替わって行きます。これも個体差があるので、気長に様子を伺ってあげてください。(遅ければ2ヶ位かかる場合もあります。)
 
 
※当方は1人餌に使用している、餌はマズリ スモールバード メンテナンスを使用しています。
 
 
 
 
 
 
 
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